全社の会計を1つのスプレッドシートで回し、会社ごとの損益計算書・貸借対照表と、グループ全体を相殺した集約版を自動で出す。決算のときだけ会計ソフトに取り込む。土台は動く状態まで作りました。
入力シートの右側に「仕訳の列」(金額・摘要・借方科目・借方補助・借方税区分・貸方科目・貸方補助・貸方税区分)を数式で持たせます。ここが全部の集計の源。手入力はしません。
損益計算書と貸借対照表は1組だけ作り、上のセルで会社を切り替えます。会社ごとに同じ表を7組作ると、直すたびに7箇所直すことになるためです。
会社をまたぐ取引は、片方に債権、もう片方に同額の債務が立ちます。この対応するペアをグループ間対応マスタに登録しておき、「全社(連結)」を選んだときだけ両方を集計から外します。
| 取引の性質 | 片方 | もう片方 | 消えるもの |
|---|---|---|---|
| 経費立替 | 立替金(相手会社) | 未払金(相手会社経費立替) | 資産・負債 |
| 貸付・借入 | 貸付金(相手会社) | 借入金(相手会社) | 資産・負債 |
| 利息 | 受取利息/未収入金 | 支払利息/未払金 | 収益・費用と債権債務 |
| グループ内の売上 | 売上高 | 外注費・仕入 | 収益・費用 |
| 家賃・管理料 | 受取家賃・管理料収入 | 地代家賃・支払管理料 | 収益・費用 |
片方だけ計上されていると相殺が合いません。そこでグループ間照合のページを作り、ペアごとに「A社側の残高/B社側の残高/差額」を並べます。差額が0でなければ赤で出るので、どちらに計上漏れがあるかがその場で分かります。今は法人間取引管理表で手作業で見ている一致確認が、常に自動で出ている状態になります。
| 種類 | ページ | 役割 | |
|---|---|---|---|
| マスタ (設定の正本) | 法人マスタ | 7社の一覧。決算月・課税方式・登録番号。集計の切り口 | 新規 |
| 科目マスタ | 勘定科目と、それがどの区分に集計されるか | ||
| 表示区分マスタ | 売上高・売上原価・販管費・営業外・資産・負債・純資産の定義 | ||
| 補助科目マスタ | 補助科目と親科目。相手会社の紐づけもここ | ||
| 取引区分マスタ | 取引区分 → 科目・補助・税区分。全社共通で1本 | ||
| 税区分マスタ | 会計ソフトの税区分の一覧 | ||
| グループ間対応マスタ | 相殺するペアの定義。連結の正本 | 新規 | |
| シートマスタ | どの入力シートが何のデータか・担当は誰か | ||
| 入力 (6つの型に統一) | 口座型 | 明細を貼る。残高が1行ずつ合っているかを自動検証 | |
| 現金型 | 小口現金。担当者の列で複数人を1枚にまとめる | ||
| 経費精算型 | 立替精算。精算者の列で複数人を1枚に | ||
| 売上型 | 家賃・請求書などの入金元データ | ||
| 請求書型 | 受け取った請求書からの月次計上 | ||
| 開始残高型 | 前期からの繰越残高 | ||
| 中間 | 仕訳日記帳 | 全入力シートを束ねた1本の仕訳一覧 | |
| 増減明細 | 集計の土台。会社・相手会社・内部かどうかを持つ | ||
| 集計 | 総勘定元帳 | 科目・補助を選んで明細と合計を見る | |
| 損益計算書(月次) | 会社を選んで切替。全社(連結)/全社(単純合算)も | ||
| 貸借対照表(月次) | 同上。貸借差額を常時表示 | ||
| 連結精算表 | 各社合算 → 相殺 → 連結 を科目ごとに並べる | 新規 | |
| グループ間照合 | ペアごとの両社残高と差額 | 新規 | |
| 出力 | 会計ソフト取込データ | 会社×期間を選ぶと弥生の取込形式で出る | 新規 |
| 取込 | 【取込】オムライスランド | 専用ブックから読み込んだ仕訳。専用ブックは読むだけ | 新規 |
日次の損益計算書・貸借対照表見送り、経営ダッシュボード・固定費・固定資産台帳・棚卸・資金繰り表見送り。飲食店の日商管理向けに作った部分で、月次で足りる山中グループには重さだけが残るためです。必要になった時点で移植できます。
損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書・総勘定元帳は、上のセレクタを変えるだけで中身がまるごと入れ替わります。表を作り分ける必要はありません。
| 切り替え | 選べるもの | 使い方 |
|---|---|---|
| 法人 | 全社(連結)/全社(単純合算)/各社 | 連結はグループ内の取引を相殺した数字。単純合算との差が、グループ内でやり取りしている額そのもの |
| 部門 | (すべて)/登録した物件・事業 | 会社の中で分けて見たいとき。空欄のままでも動く |
| 集計単位 | 月次/四半期/年次 | そのまま月次推移・年次推移になる。年次は「年度の開始月」で4月始まりにもできる |
| 期間 | 開始・終了の年月 | 空欄なら全期間。同じ年月を入れれば1か月だけ |
| 科目・補助 | 総勘定元帳のみ | 法人・勘定科目・補助科目の3つを選ぶと、その出入りだけが累計つきで並ぶ |
仕訳のうち片側が現金・預金である取引だけを拾い、もう片方の科目で営業・投資・財務に分けています。口座間の資金移動と、連結のときはグループ内での資金のやり取りも除いてあります。期首+増減=期末が、貸借対照表の現預金と必ず一致します。
| できたこと | 確かめた内容 |
|---|---|
| マスタ9枚(法人・部門・科目・表示区分・補助科目・取引区分・税区分・グループ間対応・シート) | 自由に書くのは3か所だけ、あとは全部プルダウン |
| 入力シートの型6種(口座・現金・経費精算・売上・請求書・開始残高) | 取引区分を選ぶと勘定科目・補助科目・税区分が自動で入る |
| 仕訳日記帳・増減明細 | 登録した入力シートを自動で束ね、借方・貸方の2行に開く |
| 損益計算書・貸借対照表 | 会社別も全社連結も貸借差額0。単純合算との差がグループ内取引額と一致 |
| キャッシュフロー計算書 | 期首+増減=期末が貸借対照表の現預金と一致 |
| 総勘定元帳 | 借方合計・貸方合計・期末残高・行ごとの累計が一致 |
| グループ間照合 | ペアごとの差額が全件0(=計上漏れなし) |
| オムライスランドの搭載 | 専用ブックの16シートから2,730件を取り込み。件数も各月の貸借対照表も専用ブックと一致(2025/09 219,967/2025/10 936,768) |
| プルダウンの色分け・入力ミスの赤表示・数式の保護 | 選ぶ欄は薄い金色。マスタにない取引区分は赤くなる |
業務ソフトとして作っています。画面に説明文・矢印・絵文字は置きません。見出しは名詞だけ。異常の検知も専用ページを作らず、起きる場所に置いています(貸借差額は貸借対照表の最下行、マスタにない取引区分は入力欄が赤くなる、グループ間の計上漏れはグループ間照合の差額列)。